毎朝同じ時間に起きて、清潔感のあるメイクとスーツで会社へ向かう。
そんな当たり前の社会人生活がどうしても私にはできなくて、自分の心に素直になればなるほど苦しくなっていた。
「私って本当に社会不適合者だなぁ」
と思いながら生活しているくせに、やっぱりどこかで”世間一般的な安定した生活”に憧れて多くの人と同じように生きることに、私自身が一番こだわっていたし執着していた。
人と違う人生に憧れていた時期もあったけど、実際に用意されたレールから少し外れて暮らしてみると、お金の心配が尽きることはないし、守ってくれる保証も未来の確約もない。
自分の人生を生きるって怖い。
先導して私の前を歩いてくれる人はいないし、右も左もわからない。
ゴールがどこなのか、何が正解なのか、地図も答えもない。
ずっと見守ってくれていた大切な人たちが離れていってしまうかもしれない。
社会の枠組みに捉われず、思いっきり自由に生きる勇気もなければ、適応することもできない臆病でわがままな私。
手帳を見返していたら、映画「イミテーション・ゲーム」に登場する素敵な言葉を見つけた。
Now, If you wish you could have been normal I can promise you I do not.
The world is an infinitely better place precisely because you weren’t.
“あなたは普通がよかったと思っているけど、あなたが普通じゃないからこそこの世界はとてつもなく素晴らしい場所になった”
ー映画「イミテーション・ゲーム」より引用
最近は過去の自分が書き留めていた言葉に助けられることが多いなぁ。
心も体も揺らぎやすいこの季節
桜が満開になる頃には、この怖さを活力に変えて新たな一歩を踏み出せていますように!
春に愛と希望をこめて。