思うこと

”こぼれ落ちてしまいそうコップは、落としてしまえ”

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 友人が教えてくれたポッドキャスト「ジェーン・スー 生活は踊る」を聞いてみた。

ジェーン・スーさんのポッドキャストは、いつも飾らない爽快な切り口で、リスナーのモヤモヤぐるぐるをスカッと解消してくれる。

 最近キャパオーバーして体調を崩してしまうことが多いので

「ほどよく肩の力を抜いて働くにはどうしたらいいんだろう」

と相談したところ、教えてくれたのがこの回だった。

 えーっと、とにかく彼女から飛び出す言葉一つ一つにぶった斬られた(笑)

”水の入ったコップがテーブルから落ちるのを眺める胆力をつけろ。”

”こぼれ落ちてしまいそうコップは、落としてしまえ。”

”「誰もやらないから私がやらなきゃ」とアサインされた仕事じゃないのに、あれもこれも手を出してない?”

”職域を超えた仕事はしない。手を出さない。もしやっているなら、今すぐやめて!”

ジェーンさんいわく、もしそのコップが落ちたとしても(誰も手をつけず、そのプロジェクトがスムーズに進まなかったり、失敗してしまったとしても)

「あ〜、落ちちゃいましたね〜コップ」

って言える、眺めることができる、胆力が必要なんだとか。

そうしないと

「あの人便利だな、楽だな」と雑な仕事を頼んでくる人ばかりがやってくるよ、と。

えぇ〜〜
いいの!?コップ落としちゃって?

本当にいいのね?!

とぷるぷる震えながら、ものすごくポジティブに心をズタボロにされた気がした。

気づかぬうちに自分を縛っていたルールやら正義やらが、ボロボロと剥がれ落ちていく感じ。

確かに思い返してみると、あれもこれもと手をつけて

「ほめて!ほめて〜!」モードになっていた気がするし、

誰も手が届かないところまで気が付く自分や、誰かに必要とされている自分が好きだっただけなのかもしれない。

結局自分の中の正義に囚われて苦しくなりながら、必死に”気の利くできる人”を演じてたんだろうなぁ。

ジェーンさんの言葉が私へ向けられている気がして、急に恥ずかしくなった。

今はまだまだ胆力を磨いている途中だけど、無理のない働き方や仕事との心地いい距離感が見つけられるといいな。

 新しい環境に身を置く人が多い春

あまり自分を追い込みすぎず、穏やかに日々を過ごしていますように。