今回はデンマークの素敵なコーヒー文化とコーヒーロースターのお話。
お気に入りのカフェでコーヒーを飲む時、その一杯が完成するまでの背景を想像したことはありますか?
今手にしているコーヒーがつくられるまでに何人の人が関わっていて、どんな人のどんな思いや努力がこめられているのか。
美味しさだけでなく、企業の思いや取り組みも大好きなCoffee Collective(コーヒーコレクティブ)についてご紹介していきます。
北欧:コーヒーをこよなく愛する国民性
コーヒーといえば・・・イタリア?アメリカ?と思う方も多いはず。
そこでまずは北欧のコーヒー文化について少しお話します。
北欧各国のコーヒー消費量は世界一
国際コーヒー機関ICO(International Coffee Organization)の2021年10月統計
世界の年間一人当たりコーヒー消費量の調査参照して、2015~2020年の平均消費量をランキングにしてみました。
すると….
一人当たりのコーヒー消費量
- ルクセンブルク
- フィンランド
- スェーデン
- ノルウェー
- オーストリア
- デンマーク
- スイス
- オランダ
上位にずらっと並ぶ北欧の国々!
ちなみにイタリアは11位、アメリカは13位、日本は14位でした。
ほっこりするデンマーク語『Aftenkaffe(アフトゥンカフ)』
Aftenkaffe アフトゥンカフ
デンマーク語で夜更にコーヒーや紅茶を楽しむ習慣のこと
夕食を終えたあとに家族や友人と一日の余韻に浸る。
これがデンマーク人にとってなくてはならない習慣。
デンマークではまったり過ごす時間や友人・家族との対話をとっても大切にしています。
コペンハーゲンのCoffee Collective(コーヒーコレクティブ)
そんなコーヒーが大好きな国、デンマークにあるコーヒーロースター・ショップ
Coffee Collective(デンマーク語表記 Coffee Collectif)
設立されたのは2007年・ デンマークの首都コペンハーゲンに誕生しました。
現在はコペンハーゲン市内で7店舗展開
国際的なバリスタチャンピオンが在籍していて、質の高いコーヒーを楽しむことができる!
世界的に評価の高いロースターで、農園から直接コーヒー豆を購入するダイレクトトレードを行っていることも特徴です。
ダイレクトトレードとは
高品質なコーヒー豆を直接生産者から買い付けること
仲介業者をはさまないため生産者が損をすることなく、生産者は適正な報酬を得ることができる
コーヒー豆の産地に訪れ、生産者はもちろん・生産地の人々の生活環境を把握する。
さらに実際にコーヒーを提供するまでの管理方法や流れをお互いに深く理解しているので、双方が手を取り合って最高の一杯をつくりあげていくために協力し合っているということです。
Bコーポレーションの認定(B Corp Certified)を受けている
B Corp Certifiedとは..?
アメリカペンシルバニア州に拠点をおく非営利団体B Labによって認証された企業のこと
利益を追求するだけではなく、環境のため・社会のため・世界をよくするために
貢献することを目標に掲げて努力する企業に与えられる資格
現在認められている代表的な企業
- Patagonia(パタゴニア)
- Ben & Jerry’s(ベン&ジェリーズ)
- TOMS footware(トムス)
など”B Corp Movement”として世界中に広がりを見せています。
日本でCoffee Collectiveのコーヒーが楽しめる場所
abno(アブノ)
📍東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1
《営業時間》*2022年7月現在
Cafe |10:00-20:00
Food|18:00 L.O
Bar|Closed
馬喰町にあるDDD HOTELというホテルに併設されているカフェ
宿泊者以外も気軽に利用できます。
abnoは、“Look at coffee in a different light”をコンセプトに掲げる、実験的なカフェ&バーです。スペシャルティ・コーヒーはもちろん、コーヒー・ペアリングを意識した料理やスイーツを取り揃えています。
ーDDD HOTEL公式HPより
メインバリスタはデンマーク出身のPeter Buh氏
コンセプトの言葉の通りいつもとは少し違う視点で、コーヒーを楽しむことができるとっても落ち着く素敵な空間です。
私もここでAKMELというコーヒーに出会ったことでブラックコーヒーを好きになりました。
さらっとした軽めの味わい・香りがとにかく豊かでフルーティー
あとからデンマークのコーヒーの特徴を調べてみると
- 「酸味」
- 「浅煎り」
- 「フルーティー」
「酸味」「浅煎り」「フルーティー」
この3つだったことがわかりました!
まさにシグネチャーともいえる要素がたっぷりのコーヒーだったようで、大好きになってしまいました。
デンマークに行ったら本場のCoffee Collectiveでコーヒーを飲むのが夢です。
オンラインショップでも購入可能
東京もコペンハーゲンもなかなか行けないなぁという方は
Coffee Collective公式オンラインショップでコーヒー豆を購入することができます。
時期によって取り扱っているコーヒーの種類が異なっており、残念ながら私が大好きなAKMELは期間限定みたいです・・。
自分の気になるコーヒーを選ぶと、コーヒーの特徴と生産者さんの思いが写真付きで見ることができます!
想像するだけで購入前から香りや味わいが楽しみになってしまう!
>>Coffee Collective公式オンラインショップはこちら
まとめ
実はデンマークには目先の利益だけでなく地球や環境のこと・働く従業員のことを深く考えて大切にしている企業が多いんです。
自分自身が消費者として日頃から何かを購入するときは「可愛いから」「安いから」「人気だから」という理由だけでなく「商品やサービスが私たちの手元に届くまでを想像した上で、本当に必要なものを選択する人が増えていけばいいなぁ」と願っています。