帰国後にフォルケ留学経験のある友人と話しているといつも話題に上がる「さて、これからどうしよう?」問題。
素敵な出会いがあって、自分の心の変化に気づいたけど、この経験をどう活かしていけばいいんだろう。
今自分が本当にやりたいことはなんだろう。
日本にいることなのか、それともどこか違う場所なのか。
会うたびにそんな会話をする。
渡航前の準備はもちろん大事だけど、実はこっちの方が重要なんじゃないかって気がしてきた。
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フォルケホイスコーレ:その後はみんなどうしてる?
これを読んでくださっている方でフォルケホイスコーレ留学の経験があったらぜひ聞いてみたい。
「今どこで何していますか?」
「どんなふうに毎日を過ごしていますか?」
当時の私は仕事を休職してデンマークへ渡ったので、フォルケのあとは元の職場に戻る気満々だった。
けれど世の中の見え方や捉え方がガラッと変わってしまって、帰国したときには今ままで当たり前だった東京の生活が全然当たり前じゃなくなっていた。
きっとフォルケホイスコーレに行く年齢や目的、期間、人によって留学後の感じ方も様々なんだろうなぁ。
よく見るフォルケ後の進路はだいたいこのあたりだけど…
- ヨーロッパや他の国を旅をする
- ワーホリやオペアビザに切り替えてコペンハーゲンで生活してみる
- 2校目のフォルケホイスコーレに通う
- 日本国内のフォルケホイスコーレに参加、運営側として携わる
- 日本国内で再就職
あまり語られることがないフォルケ留学のその後の生活。
特に日本に帰国した人たちはどんな生活を送っているのだろうか。
行く前の準備や現地での様子についてはいろんな記事やYouTubeもあるけど、途中から更新されなくなっているものも少なくない。
可視化しづらい&即戦力にはならない?
その理由はきっといわゆる語学留学や資格取得のためのビジネススクールとは違うから。
フォルケホイスコーレで感じたことや学んだことは日本で仕事をする上で即戦力になるわけではないから。
…なのかなぁと勝手に思っているけど、新卒採用の場合はまた違うのかもしれない。
大嫌いな自分と向き合って大きな心の壁を壊せたとしても、周りから評価してもらえるわけではない。
成長度をはかるものさしも成績表もない。
この経験を可視化して表現するものがなかなかない気がするし、目に見えてわかりやすい武器にはならない。
あくまでも”すぐに仕事に活かせるか”という観点での話だけど、他の語学留学と比べるとちょっと特殊だよなぁと思ったりする。
帰国後のケアがあったらいいかもなと考える
帰国後に周りから「帰国後は今何してるの?これから何するの?」と聞かれると返答に困る。
「何にもせずに旅してみる!」ってふざけて答えてみたり。
実際に今もまだ旅の途中で、デンマークをきっかけに気づいた”本当にやりたかったこと” ”生きてみたかった人生”を自分の暮らしに落とし込む方法を探している。
正直明日のことすらわからないし、それ以上先の未来なんてぼやけたまま。
それでもなんとか食べていけてるし、心も穏やかに今日も前向きに生きている。
もちろん、その後国内外で活躍されている方もたくさんいる。
でも私や友人たちのようになんとなくモヤモヤしたり、帰国して窮屈な思いをしている人や「これから先どうやって生きていこうかな」と少し立ち止まって考えている人がいるなら、その思いを受け止めてくれるような場所や機会があるといいよなぁ。
帰国後のケアというか、うーん、なんだろう。
何かいい方法はないかとぐるぐる考える。
「その後どうしてる?」ってオフ会があってもいいかもなぁとか、そこでの出会いがまた新たに動きだすヒントになればいいなぁとか。
ただ一緒にのんびりコーヒーを飲みながら思い出に浸るだけでもいい。
必死に答えを探そうとしなくていい。
だって社会人で半年以上も仕事を休んで(もしくは辞めて)海外にいくってかなり大きな決断だったはずだから。
「デンマークに行こう!」「フォルケホイスコーレ行ってみよう!」
そう思って勇気を持って飛び込めた事ってとっても素晴らしいことだから。
帰国後も心穏やかに暮らしているといいな
自分が見てきたものや感じたもの、経験や知識は誰にも奪うことができない大切なもの。
フォルケホイスコーレ生活を終えた後もその経験をあたためて、深めて自由な発想で心地よく生きていてほしい。
それが日本国内でも、海外で生活するにしても。
私が少しずつでも”フォルケ留学のその後”を発信することで、どこかの誰かのヒントになるのかなぁ。
なーんて、ぼんやり何かできることがあればいいなぁと考えている今日この頃。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます!
帰国後の旅ももう少ししたら記事にしようと思っているので興味がある方はぜひ。