フォルケホイスコーレ

デンマーク【フォルケホイスコーレで学ぶ】アーユルヴェーダって?

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 この話になると「デンマークに行ってきたのはわかるけど・・フォルケホイスコーレ?しかもアーユルヴェーダ?エステ?」といつも友人の頭の中をはてなマークでいっぱいにしてしまう。

ということで今回は

  • そもそもなぜデンマークでアーユルヴェーダを学ぶことになったのか
  • 実際にどんなことを学んできたのか
  • フォルケホイスコーレで学ぶ意義やその魅力

について書いていこうかなと思います。

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デンマークでなぜアーユルヴェーダ?

 アーユルヴェーダといえば本場はインドやスリランカ。

専門的な知識をつけるために留学するなら「本場の国に行くべきじゃない?」と思う方もいると思います。

いやぁ〜もう、ごもっとも。

きっかけに関してはとにかくご縁があったからとしか言いようがないんですが、私がデンマークへ渡った理由は対話で学ぶ学校”フォルケホイスコーレ“に行ってみたかったから。

 元々アーユルヴェーダを学ぶことが目的だったわけではなく、心の健康に興味があったので自己啓発や瞑想・コーチングなどライフスタイル系の学校を中心に探していました。

そしてご縁があってたどり着いた学校のカリキュラムの中心がアーユルヴェーダだったんです。

そんな素敵な偶然のおかげで学ぶことになったアーユルヴェーダ。

帰国するころにはすっかりハマってしまいました。

どんなことを学んできたの?

そもそもアーユルヴェーダって?

 アーユルヴェーダ 『Ayurveda』はインドのサンスクリット語。

Ayurは『Life』, Vedaは『Knowledge』 または『 Science』という意味があります。

私にとって一番しっくり来る訳は『Knowledge of life』

つまり生きていくための知恵。

長い歴史を持って古くから伝わってきた知識。

実は世界最古の医学とも言われていて代替医療や予防医療に分類される自然療法のひとつ。

今自覚している症状だけに焦点をあてるのではなく、体系的に生活習慣を変えて、根元から心も体も整えていく。

「熱が出たらこの薬」「お腹が痛い時にはこれ」とマニュアル通りにアプローチしていくというよりも、深く観察して自分の体調の変化を感じてみる。

そして自然の力を借りて自己治癒力を高めていく。

私自身もまだまだうまく日本語に噛み砕いて説明できないこともあるんだけど・・・

大好きな理由は

With no pain, no strain and no stress.

そしてEffortlessなところ

なんだか怪しい宗教みたいな響きになってしまうけど…(笑)

とにかく「無理をしない」「人と比べない」「自分が幸せであることが第一」という考え方がベースなので、体質改善のために食事制限や激しい運動をしたり気合いをたっぷり入れて頑張らなくていい。

「昨日の自分より心地いい状態か」を感じることが大切

 比較対象は昨日の自分。

昨日と比べて少しでも心地いい状態でいられているのか。

自分を深く知ることが大切なので、在学中は自然に自分と向き合う時間が増えていきました。

もし不眠症で悩んでいるとしたら・・・

 その原因は生活習慣や環境なのか、心の状態によるものなのか。

リラックスしている時の自分の体温や、脈拍、呼吸はどうなっているか。

逆に発熱しているときや落ち込んでいる時は、体のどこに変化があるのだろうか。

そもそもどんな状態が自分にとって心も体も健康で穏やかなベストな状態と言えるのか。

こんなふうにアーユルヴェーダを通して自分との対話が増えていきました。

そしてこの考え方のおかげで他人のものさしで幸せを測ることがなくなったし、「一般的にこうだから」ではなく自分の意志で選べるようになった。

自分がどう感じているか、心の動きや体調の変化を感じ取る力が少しずつついてきた気もしています。

フォルケホイスコーレで学ぶ意義やその魅力

 私のブログを以前から読んでくださっている方はよくご存知だと思うのですが、フォルケホイスコーレって入学試験もなければ在学中のテストも教科書もない。

成績もつかないし、資格がとれるわけでもないんです。

これもフォルケのいいところ。

私のように偶然出会った分野に興味を持って自分の世界を広げるきっかけになる。

はじめから「よし!専門知識を学びにいくぞー!」と熱い意気込みがなくても大丈夫。

前から少し気になっていたことを今より深く知る機会。

本格的に勉強を始める前に最初のステップとして自分に必要な情報を吸収していける場所。

これが私にはとってちょうどよかった。

心地いい学びだった。

 きっとフォルケホイスコーレにテストや成績があったら、評価を気にして教科書通りに正解を覚えるだけになってしまったと思う。

授業中に間違えても単位を落とすこともないし、失敗を恐れずに質問もできる。

わからないことも「あ、無理だ。今の私には理解できない。」といい意味で一旦受け流すことができる。

のちに今まで習った知識とリンクして「うわ!こういうことか!」と深い理解につながることもある。

もしやってみて「あれ?思ってたのと違う。あんまり好きじゃなかったかも」と気づいたらやめるのもきっと素敵な選択。

やってみないとわからないことがたくさんあるし、上手いも下手も気にせずに、まずはやってみよう。

「だって楽しそうだから」

何かを始める理由なんてそれだけでいいのかもしれないと思えるのが、フォルケホイスコーレの魅力だと思うんです。

これを読んでくださった方にとって、何か新しく始めようとする時の勇気になりますように。

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