思うこと

【母と毛糸探しの休日】クリスマスまでにロピセーターをつくる!

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 気がついたら今年も誕生日を過ぎてすっかり秋めいてきた。

デンマークに行ったこともあって(?)誕生日とクリスマスを兼ねて、今年は母が手編みのカーディガンを作ってくれることになった。

母の手編みマフラーの思い出

 母は昔からよく手編みでマフラーやスヌードを作ってくれた。

あれ?もしかしたら自分で市販のマフラーを買ったことがないかもしれない。と思うくらい母の作ってくれたいろんな種類のマフラーたちが思い浮かぶ。

どれも愛情がこもっていてとっても可愛いのに、学生の頃の私は”母親の手作り”がどうしても恥ずかしくてあんまり人に言いたくなかった。

思春期のあの照れ臭くて、恥ずかしい感じはなんなんだろう。

何度か母から編み物を教わったこともあるけど、私が一つの作品を完成させたことはない。

とにかく部活、バイトや遊びで忙しかったので、気づいたらいつも作りかけのマフラーを放置していた。

完全なる言い訳・・・(笑)

基本的に不器用で継続が苦手な私。

最初の練習段階でうまくいかないし、綺麗に編めるようになるところまで続いたことがないんだと思う。

母は器用でなんでも1回でサラッとできてしまうし、自分にも他人にも厳しい+褒めることが得意ではなかったから、当時母と一緒に何かをするとすぐに喧嘩になっていたっけ。

きっと娘と一緒に編み物をするあったかい微笑ましい光景に憧れていたんだろうなぁ。

今は暖炉の前でロッキングチェアーに座って、ゆらゆら揺られながら自分の孫のために編み物するのが老後の夢なんだって。

初めて母と毛糸屋さん巡りをした。

 数年振り、たぶん学生の頃以来?久しぶりに母が「つくってあげようか」と言ってくれた。

私がデンマークに行ったことで編み物に興味を持ったからなのかも。

まぁきっかけはともかく、久しぶりに母が手編みのカーディガンをプレゼントしてくれることになりました。

丸ヨーク・ロピセーターは日本で人気がない?

 まずはどんなセーターにするか、カーディガンにするのか、デザインを探すところから始まった。

YouTubeで探したり、海外の編み物サイトを検索してみたり。

しかし・・・

どうやら私が好きなデザインや質感は北欧伝統の丸ヨークセーターやアイスランドのロピセーターというものらしく。

▲こういうデザインの!

首や胸元のデザインが特徴的なノルディックザインというとピンと来る人も多いかな。

とっても可愛いんだけど、どうやら今の日本では流行っていないらしい。

パターン(編み物の設計図のようなもの)を探してもなかなか載っている本がなくて、すでに廃盤になっているものも多かった。

海外のサイトに作り方や必要な毛糸の詳細が書かれているのをやっと発見。

「あった!!これだぁ!」と載っているものと同じブランドや毛糸に近いものを探すために、大型手芸用品店のユザワヤさんへ。

店員さんにいろいろお話を聞いてみると

「北欧のデザインだとよくこの太さを使うんですけど、なかなか日本にはないかもしれないですね〜。残念ながらロピ(毛糸の種類)はうちでは扱ってないんです。」

と教えてくださって、途方にくれながらもまた改めて調べ直すことに。

デンマークではあんなにたくさん可愛いセーター売ってたのに〜!

え、チボリ公園の中にもセーターショップあったよね?

帰ってきてからこんなに手の届かない存在になるなんて・・・

今度北欧に行ったら絶対可愛いセーター買ってこよう。

毛糸や編み物雑誌をお土産にするのもいいかもしれない、マニアックだけど。少なくとも母は喜ぶよね。うんうん。

でもきっと日本は北欧ほど寒くならないから太い毛糸が必要ないんだろうなぁ。となんとか理由をつけて自分を納得させる。

【あわせて読みたい】「【北欧:編み物】アイスランドのロピセーターってどんなセーター?」

クリスマスまでに完成なるか・・・

 結局、理想に近いデザインと毛糸を見つけることができたので無事に製作開始!

クリスマスまでに完成することを目標に母が毎日黙々と編み進めてくれている。

少しずつ形が見え始めている毛糸の塊たちが愛おしい。

私のために編んでくれるのはこれが最後なのかなと思うと「あぁ。大人になってしまったんだなぁ」と今更ながら改めて実感する。

「勝手に年寄り扱いして!”最後”なんて言わないで」って怒られるかもしれないから小声で。

母の器用さを引き継いで私もいつか手編みのカーディガンを作れるようになったらいいな。

今はこんな大作に挑戦する自信がないので”いつか”にしておきます(笑)

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

みなさんの一日が穏やかで愛情たっぷりで満ちていますように。

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