【北欧：編み物】アイスランドのロピセーターってどんなセーター？

　母が手編みのカーディガンをつくってくれることになって知った北欧・アイスランドの伝統的なロピセーター。

理想のカーディガンに出会えたのはいいものの、大型手芸用品店を探しても編み方が載っている本はないし、必要な太めの糸も見つからず・・・

といろいろ気になってしまったので、ロピセーターについていろいろ調べてみました。

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ロピセーターとは

アイスランドの伝統的なセーターのこと

　英語ではロピセーター、正確にはアイスランド語でLopapeysa(ロパペイサ)。

ロピセーターの特徴と着心地のよさ

【デザイン】 首から肩にかけてぐるっと丸く模様が入っている

▲イメージはこんな感じ！

首から胸元くらいまでダイヤ柄のように、丸く広がる模様が特徴的でとっても可愛い。

【北欧の丸ヨーク編み】クルクルと輪っかのように編んでいく

写真のようなつながっている針を使って、首の部分からクルクル円形状に編んでいくのが特徴です。

通常セーターをつくるときは、袖や前・後ろの見頃を別々で編んでから最後につなぎ合わせることが多い。

そうすると肩のつなぎ目が肌に直接あたって気になることもあるけど、ロピセーターはその心配もないし柔らかくて着心地は最高。

ロパペイサ(ロピセーター)には厳密な定義があった

　丁寧にまとめてくださっているブロガーさんたちのおかげで、可愛いのになかなか毛糸が手に入らなかった理由がだんだんわかってきました。

アイスランド・ロパペイサの定義

今後「Íslensk lopapeysa（アイスランド・ロパペイサ）」と表示できるのは、以下の条件を満たすセーターのみになる。
＊セーターに使用する毛糸はアイスランドの羊のものであること。
＊セーターは新品のウールで編まれていること（リサイクル毛糸は認められない）。
＊アラフォスロピ、レットロピ、プロゥトロピのような毛糸を使用していること。
＊セーターは輪で編まれ、肩のところに模様が入っていること。
＊セーターはアイスランド国内で手編みされていること。

ーIcelandGuide.net「偽物をつかまされないで！アイスランド・セーター（ロパペペイサ）」 より

だからユザワヤで店員さんにきいたときに「日本で取り扱っているところは少ない」と言われたのか〜！

日本の羊の毛では「ロピ」と言えないのね！

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そもそも日本は北欧ほど寒くならないから、極太の毛糸のロピはあまり人気がないのかも。

ん？ということは私の母が作るカーディガンは、ロピセーターだけど日本で編んでいるから「アイスランド・ロピセーター」とは言えないのか。なるほどぉぉぉ。

と調べてみて納得できることがたくさん。

ロパペイサは偽物も存在するらしい

　手編みではなく、機械で大量生産して安価で売っているところも多いのだそう。

特にお土産屋さんやアイスランド国外で販売しているファストファッションなどは偽物の場合もあるようなので法律で定められた正式なロパペイサが欲しい方は注意が必要。

確かにロパペイサはセーターやカーディガンだと平均3万円〜4万円前後。

手編みで時間も手間もかかるのでそれなりのお値段。

もし妥当な値段を知らなかったら、私もいわゆる偽物を購入してしまっていた気がするなぁ

本物を購入できる場所

アイスランド手編み協会(Iceland Handknitting Association)

この協会が運営しているお店はアイスランド国内に2店舗。

日本国内から購入したい場合はネットショップが利用できます。

アイスランド各地のフリーマーケット

ローカルなフリマで家庭で手作りされたロパペイサが並ぶ。

デンマークでも週末のフリマに行くと、手編みのニット帽やセーターがたくさん置いてあったなぁとふと思い出しました。

“編み物文化が根付く国あるある”なのかも。

まとめ

　今回ロピセーターについて調べてみて全然知らない世界で面白かった！

編み物やアイスランドへの興味が深まったし、母の手編みロピセーターの完成がとっても楽しみになった。

そして海外のサイトや、アイスランドについて書かれている日本人のブロガーさんたちからいろんな知識を吸収させてもらいました〜。

日本語で検索したときの情報量が少なかったので本当に有り難かったなぁ。

今日もみなさんが愛溢れる一日を過ごしていますように。

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