この記事を読んでくれている方は
休日なのに「明日の仕事のことを考えて憂うつな気持ちになってしまう」
「旅行の帰り道ではすでに明日のことで頭がいっぱいになってしまう。」
そんな経験がある人なのではないでしょうか。私も日曜日が来る度に憂うつになっていたその一人でした。
そこで今回は「日曜日の憂鬱」を解消するために実践していることをご紹介します。
世界共通?日曜日の憂うつ「Sunday Scaries」
日曜日の憂うつな気持ち「Sunday Scaries」という言葉を聞いたことはありますか?
日本では「サザエさん症候群」とも呼ばれているそうです。
「Sunday Scaries」とは…?
日曜日や休日の終わりに、明日からまた仕事や学校があるということを実感して憂鬱でたまらなくなってしまうこと。
原因:楽しい時分泌されていたドーパミンが急激に減少してしまい、その変化に対応できない
休日や楽しいことが続くときはドーパミンが分泌されて幸福を感じやすい。
しかし月曜日になると急激に分泌される量が減少してしまう。
その落差が原因と言われています。
“2018年のLinkedInの調査によると、働く人の80%が「Sunday Scaries」を経験すると答えており、多くの場合、仕事上のストレスや恐怖に関連するホルモンの分泌が引き金になっています。”
Headspace [How to beat the Sunday Caries]
“オンとオフの切り替え”が苦手な日本人
日本人は休日と仕事の切り替えが苦手で”休むことが苦手な人が多い”
そのため欧米人のようにたっぷり1ヶ月間夏の休暇を取っても
「このあと仕事復帰できるのだろうか」
「戻りたくない」と休暇があける数日前から憂うつな気持ちになってしまう人も多いそうです。
そもそも…日本人は働き過ぎ!
「過労死」という日本語がそのまま英語[Karoshi]になって世界中で知られている。
Woohoo.incのCHO Alexander Kjerulf氏も日本語の「過労死」をそのまま使用し「Death from overwork」として挙げています。
>> Alexander Kjerulf氏については「CHOとは?「従業員の幸せ」をデザインする役職【代表的な3名を紹介】」をチェック!
気持ちを切り替えられないのはごく自然なこと
切り替えが苦手な私たちは「とことん休暇を楽しんで「月曜日からは仕事を頑張るぞ!」と
前向きに切り替えられなくて当たり前なのです。
そんなあなたのために少しでも穏やかな気持ちで明日も出勤できる方法をご紹介します。
セルフケア:心地よく月曜日を迎えるための3つの方法
【1】生活リズムを整えて”睡眠の質”を高める!
「考え事をしすぎて眠れない..早く寝なきゃ..」と思っているうちに
結局眠れないまま朝を迎えてしまうこともあるのではないでしょうか。
睡眠時間の確保は心の健康においてとても大切!
心地いい睡眠時間が確保できないと自律神経のバランスも乱れてしまいます。
睡眠不足は不安な気持ちも膨らみ、自分にも周りの人にも優しくいられません。
〜快眠はまずは規則正しい生活から〜
“体の中には体内時計があり、睡眠のタイミングを決めるだけではなく、前もってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、睡眠に備えてくれます。これらの準備は自分の意志ではコントロールできません。規則正しい生活こそが、体内時計を整えそこにプログラミングされている睡眠を円滑に行う秘訣なのです。”
厚生労働省 「生活習慣病予防のための健康情報サイト」
そうはいっても毎日継続するのはなかなか実現するのは難しいと思います。
前日もしくは翌日の生活リズム(起床時間・就寝時間)に合わせる!
休日と平日の大きな変化を少なくすること!
少しでも休日と平日の体の変化・心の変化の差を減らすことが大切です。
【2】ジャーナリング
ジャーナリングとは
「書く瞑想」とも言われていて集中力を高めることができたり、自分を客観視することができる。
さらに自分の思想や感情の変化を理解し、自分に合った方法で心を整えることができるようになります。
- 制限時間を決めてひたすら思い浮かんだ事を書き出す
- 楽しい気持ちになっている時の出来事を書き留めておく
- 悲しかった時の出来事を書き出す
- 今不安に思っている理由を書き出す
誤字脱字は気にしない!
とにかく手を動かす!
紙とペンを使って手書きで!
箇条書きや殴り書きでいいので、思いついたことを言葉にして書き出すことが大切です。
(スマホや携帯などを使って行うと文字に起こす前に無意識のうちに思考を整理してしまうためあまりおすすめしません)
これを続けることで「あれ?意外とすぐ解決できそうな心配ばかりかも」
「あれ?思っていたよりも不安なことってないかも?」
と得体の知れない不安を客観的に捉えることができたり、
「悲しいときはこれをすればいいんだ!」
と自分で自分のご機嫌をとるための具体的な方法がわかるようになります。
このような自分の気づきのことをセルフ・アウェアネス(自己認識)と言われています。
セルフ・アウェアネスとは簡単に言えば自分のあり様に気づくこと。
あなたが大切にしている価値観や、これだけはしっかり守りたいという想い、こんな風になりたいというビジョンなど。こうしたものが自分らしさの中心軸となっていきます。
心のモヤモヤを書いて消す マインドフルネス・ノート
ジャーナリングとはどういうものなのか簡単な概要と実践方法も載っているので
自分に合うかどうか試し読みページを見ながら考えてみるのもありだと思います。
【3】マインドフルネス瞑想
マインドフルネスとは
忙しい日々の中で、少し立ち止まって「今ここにいる瞬間」に集中する。
継続することで、心を落ち着かせ休ませる能力が身について体や生活に良い影響を与える。
“Mindfulness is the idea of learning how to be fully present and engaged in the moment, aware of your thoughts and feelings without distraction or judgment.”
Headspace [Mindfulness]
「難しいことを言っていてよくわからないな」と思う方も大丈夫です!
最近は身近に取り入れる方法が増えていて、私もコロナ禍で瞑想を始めた一人です。
そして今では私の生活に欠かせない存在です。
- 瞑想アプリ Headspace や Calm
- HeadspaceのYouTubeやNetflixシリーズ
- 表参道の瞑想スタジオMedicha
イギリス生まれの瞑想アプリHeadspaceはデザインも可愛い!
自宅で気軽に始めることができます。
他にはYouTubeや瞑想スタジオなども増えていて表参道のMedichaはお気に入りスポットでもあります。
まとめ
日曜日の夜・休日の夜に憂うつな気分になってしまうのはごく自然なことです。
忙しい日々の中でも少し立ち止まって自分のためだけに使う時間をつくってみてください!
この記事を読んだあなたが少しでも心地よく月曜日を迎えられますように。