「都会から離れて自然豊かな場所で暮らしてみたい」
「ただ観光地を巡るありきたりな旅行は飽きてきたかも」
「今までと違う経験や旅をしたい!」
そんな方におすすめなのがWWOOF(ウーフ)。
実際にWWOOFを使って旅をしてみた経験を踏まえてWWOOFとは何か、おすすめな理由をご紹介していきます。
WWOOF(ウーフ)とは
WWOOF(World Wide Opportunities on Organic Farms)とは
- オーストラリア発祥の会員制ウェブサイト
- 日本語訳で「世界に広がる有機農場での機会」のこと
- WWOOFer(ウーファー)として登録することでオーガニックな暮らしを体験できる
特にWWOOFが盛んな国はオーストラリアやニュージーランド。その他世界中でWWOOFer(ウーファー)として旅をしながらオーガニックな暮らしを学ぶことができます。
日本国内でもWWOOF JAPANに登録し、会員費(年間5,500円)を支払えばすぐに旅を始められます。
「食住」と「知識や経験」を交換
WWOOFは『人と人との交流』が目的
「食事」と「宿泊場所」を提供するのがホスト、「労働力」を提供する人はWWOOFer(ウーファー)と呼ばれており、それぞれ「食住」と「知識や経験」を交換しながら共同生活を送ります。
オーガニックな旅を通して普段の生活では出会えないような人々と出会う。知らなかった世界を知る。新たな知識や価値観を学ぶ。
ホストとWWOOFer間でのお金のやりとりが一切発生しないため、雇用者と労働者という関わり方ではなく、家族の一員のような深い関係性を築くことができます。
一期一会を大切に互いに学び合い、助け合って暮らすのがWWOOFの醍醐味です。
「暮らし」を体験したい人におすすめ
WWOOFはただ費用を抑えるための旅行やボランティアというよりも、「暮らし」にフォーカスした旅の仕方。滞在先のホストや共にボランティアをするWWOOFerによって様々な経験をすることができます。
パーマカルチャーやオーガニックな暮らしを学べる
ホストになるためには有機農家や農家民宿などオーガニックな暮らしをしていることが条件。そのため運営側の審査に通った人しか会員登録することができません。
そして、旅を始めるには自分からホストに連絡をとって滞在先や滞在期間を決めます。
民宿もあれば無農薬農家、自給自足の天然素材だけを使った島暮らしなど、どんなホストの元で暮らすかによって全く異なる経験をすることができるのが魅力。
ホストはどんな人たち?
無農薬、無化学肥料で作物を栽培する農場、有機農家が中心です。ほか、持続可能な生き方に取り組む自然体験学校、農家民宿、農家レストランや農家カフェ、玄米菜食店、自然食品店、 陶芸工房など、半分農業で半分は別の仕事をしているいわゆる半農半Xタイプのところもあります。自給自足を目指し薪で煮炊きするところもあります。オーガニックな思考を持つ、様々な人を受け入れる大きな気持ちを持つところです。
ーWWOOF JAPAN公式HPより
家族の一員として『世界の暮らし』を体験
朝起きてみんなで食器やカトラリーを準備して、できたてほやほやの家庭料理を全員揃って食べる。
お金を払っていないからこそ味わえる友人よりももっと近い距離感。
WWOOFではよりリアルな暮らしを体験してもらうため、最低でも1週間以上など最低日数を設定しているホストも多く、誰かの暮らしの一部となって深く関わることができます。
日本にはない植物やお花を見つけたり。
伝統の家庭料理のレシピを教えてもらったり、庭でとれたプラムを使ってみんなでジュースをつくったり。
ごく当たり前の日常。でも普段の生活では味わえない暮らし。
実際に私がWWOOFerになって見つけたことは、自分にとって心地いい人との距離感やいつもの暮らしの中にある小さな幸せでした。
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世界中の新たな友達と出会える
旅を通してたくさんの出会いがあるのも魅力の一つ。
WWOOFerやホストがWWOOFに登録する目的は様々で
- 東京から移住して小さな島でオーガニック生活を始めた夫婦
- 家を持たずに世界中を旅するノマドワーカー
- ギャップイヤーで視野を広げたい学生
- 自分の活動を広めるために旅するアーティスト
- 純粋にただただ自然が大好きな医師
など普段の生活をしていたら出会えなかった人々と出会うことができます!
初めてのWWOOFは北海道だったのですが、そこで一緒に生活していたのはドイツやフランス、アメリカから来たWWOOFerさんたち。
ホストがお迎えに来てくれたときも「あれ?日本人?」と驚かれたほど、日本でWWOOFをしていても国をこえて様々なバックグラウンドの友人たちと出会えました。
WWOOF JAPAN とInternationalの違いに注意
「WWOOOFを使って旅をしたくなった!」という方に一つだけ注意点があります。
WWOOFは体験したい国ごとに会員登録しなければいけません。
全世界共通のウェブサイトではないので注意が必要です。
つまり日本国内で体験したい場合はWWOOF JAPANに登録する。そしてオーストラリアでWOOFerになりたいのであればWWOOF Australiaに登録。
もし日本で何箇所か旅をしたあとに「オーストラリアでもWWOOFerになりたい!」と思った場合はWWOOF JAPANにすでに登録していても、改めてオーストラリア版のWWOOFに登録して会員費を払わなくてはいけません。
まとめ
「ワーキングワリデーを使って海外で生活してみたい」という方にも「日本国内でいろんな場所を訪れてたくさんの人に出会いたい」「いつかオーガニックな暮らしを実現させたい」という方にもおすすめなWWOOF。
気になる方は気になる国のWWOOF情報についてぜひ調べてみてください!