「そういえば最近大好きな仕事なはずなのに楽しいって思えないかも」
「仕事が終わると笑う余裕もないくらい疲れきってしまう」
そんな”誰かの笑顔のために”働く頑張り屋さんへ
「感情労働職」とうまく付き合っていく方法がわかる記事です。
感情労働職とは
社会学者A.R.ホックシールド(アメリカ)が提唱した働き方の概念
顧客に対して一定の感情で接することを求められる職種のこと
感動労働:2つの理論
【1】表層演技
「ほんとうの気持ち」を抑えて顧客に求められる感情を表現すること
例:笑顔や所作、言葉遣いに気をつけて接遇に従事する
【2】深層演技
社会的・業務上求められているこうあるべきとされる「正しい感情」に
「ほんとうの気持ち」を合わせようとすること
例:どんなに非常識な相手に対しても個人的な感情を抑え、丁寧に「心から笑顔で対応しなければいけない」と心の底から感じているように落とし込んで接すること
具体的な業種
感動労働職と呼ばれる業種・職種は…
- エアライン業界
(客室乗務員・グランドスタッフなど)
- ホテル業界
(フロントスタッフ・レセプション・コールセンターなど)
- 飲食業界
(サービススタッフ・シェフ・ソムリエ・バリスタなど)
- 美容業界
(店舗販売員・ネイリスト・美容師・スタイリストなど)
- 医療業界
(医師・看護師・保健師・カウンセラーなど)
- 保育・福祉業界
(保育士・ヘルパーなど)
接客を伴う業務+長時間労働+生活リズムがバラバラの職種が多い!
チェックリスト 5項目:あてはまる人は注意
- せっかくのお休みなのに誰とも話したくない・会いたくない・連絡もしたくない
- 仕事が終わると疲れ果てて家族や大切なパートナーにイライラしてしまう
- 他人の幸せを純粋に喜べないことがある
- 何も手につかず一日中寝るだけで休日が終わってしまう
- 好きだった音楽も聴きたいと思わない
何個あてはまりましたか?
1つでも該当するものがあった人は
ぜひ最後の「うまく付き合っていく方法」から何か一つでもヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
感情労働によるストレスが危険な理由
溜め込んでしまうと燃え尽き症候群(バーンアウト)になり
突然すべてのやる気を失ってしまう危険性がある。
常に「こうであるべき」という感覚に
(自分の本当の気持ち・感情と業務上求められる対応とのギャップから生まれる)
追われているため蓄積しやすく自分で気づくのは難しい!
さらに…
感情を強く抑制するため負荷がかかる
常に気を張って働いているため誰かに本音を話す機会が少ない
うまく付き合っていくためには
定期的に心の健康に目を向ける習慣を
自分のことよりも相手のために尽くす
頑張り屋さんこそ
自分の限界が来るまで心の異変に気づくことができません
そうなる前に今日からできるセルフケアを紹介します。
- その日の気温や空気、自分の呼吸を感じる
- 窓を開けて陽の光を全身で浴びる
- キャンドルの炎の揺れを見つめながらぼーっとしてみる
- 朝のコーヒーの香りを楽しむ
- お風呂にゆっくり浸かって頑張った自分を認めてあげる
これからも穏やかな自分でいられるように
日頃からHyggeな時間をぜひ取り入れてみてください